回収率と的中率の違い — どちらを見て予想を選ぶべきか
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回収率と的中率は別の指標で、片方だけでは予想の良し悪しを判断できません。計算式、券種による見え方の違い、1点100円換算という前提の意味を整理し、Tippaの精算済みデータの読み方を説明します。
的中率は「買ったうちどれだけ当たったか」、回収率は「使った金額に対していくら戻ったか」です。別々のものを測っているので、的中率が高いほど回収率も高い、という関係にはなりません。
結論だけ先に書くと、資金がどう増減するかを知りたいなら回収率を見ます。的中率は、その回収率がどんな買い方から出たのか(少数の高配当なのか、コツコツ当てたのか)を説明する補助指標として読むのが実用的です。
計算式
- 的中率(%) = 的中した点数 ÷ 購入した点数 × 100
- 回収率(%) = 払戻金の合計 ÷ 購入金額の合計 × 100
- 回収率100%が収支ゼロ。100%を下回れば減り、上回れば増えた、という意味になります。
混同されやすいのは「回収率」と「収支率(ROI)」です。回収率100%=収支率0%であり、回収率120%は「賭けた額の1.2倍が戻った=+20%」を指します。同じ数字が媒体によって120%と表記されたり+20%と表記されたりするので、どちらの定義かを必ず確認してください。
同じ回収率でも中身はまったく違う
| パターン | 的中点数 | 的中率 | 払戻合計 | 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 本命中心 | 35点 | 35% | 9,000円 | 90% |
| 中穴中心 | 12点 | 12% | 12,000円 | 120% |
| 大穴1本 | 1点 | 1% | 12,000円 | 120% |
中穴中心と大穴1本は回収率が同じ120%ですが、意味はまるで違います。大穴1本のほうは、その1点が外れていれば回収率0%でした。つまり回収率という1つの数字には「どれくらいの運で得られたか」が含まれておらず、的中率と件数を並べて初めて安定性が見えます。
券種によって「高い回収率」の意味が変わる
単勝は的中率が高く出やすく、回収率の振れ幅は小さめです。3連単は的中率が数%まで落ちる代わりに、1回の的中で回収率が跳ねます。同じAIでも、単勝で見たときと3連単で見たときで的中率・回収率の組み合わせが変わるため、券種をそろえずに比較しても意味がありません。
また、JRAの馬券は券種ごとに控除率(払戻に回らない割合)が定められています。長期的には、この控除率を上回る偏りを見つけない限り回収率は100%に届きません。「回収率100%超え」を掲げる比較サイトの数字を見るときは、期間・券種・点数・買い目の選び方が明示されているかを確認してください。
「1点100円換算」という前提
Tippaの成績は、すべての買い目を1点100円で購入したと仮定して集計しています。この前提を置くことで、AI同士を同じ物差しで比較できます。一方で、自信度に応じて金額を変える買い方(資金配分)の効果は含まれません。実際の購入では、同じ買い目でも配分の仕方で収支は変わります。
実データ: 同じAIの的中率と回収率を並べて見る
オッズバリュー
締切前に提出され、公式結果で精算が終わった分だけの集計です。的中率と回収率を必ず件数とセットで読んでください。
集計対象なし — 公式結果で精算済みの提出予想がまだありません。件数が積み上がり次第、この欄に数値が入ります。
どちらを見るべきかの実務的な順番
- 精算済みの件数を見る。件数が少なければ、他の数字は読まない。
- 回収率を見る。100%を基準に、どれだけ離れているかを確認する。
- 的中率を見て、その回収率が高配当1本によるものか、継続的な的中によるものかを判断する。
- 月別の推移を見る。ある月だけ突出していないか、直近で崩れていないかを確認する。
- 券種と期間をそろえて、他のAIと比較する。